<働き方の多様化>週休3日制の動向と企業の導入事例

働き方改革実現会議

安倍内閣が掲げる働き方改革 〜働き方の多様化に対応〜

平成28年9月27日、総理大臣官邸で第1回「働き方改革実現会議」が開催されました。
働き方改革実現会議で取り上げられている主なテーマは以下の通りです

  • 同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
  • 時間外労働の上限規制の在り方など長時間労働の是正
  • テレワーク、副業・兼業といった柔軟な働き方
  • 外国人材の受け入れの問題

週休1日制から週休2日制はいつから?

日本人の働き方が変わりつつある今、休みの日数にも変化が出てきています。

一昔前は週休一日で、土曜日も当たり前のように出勤していました。
国家公務員が週休二日制になったのが1992年で、多くの公立の学校に完全週休二日制(学校週5日制)が導入されたのは2002年のことです。
このころから、週休二日制を導入する企業も増えてきたように思います。

大手企業も検討・導入をはじめた週休3日制

ユニクロ(株式会社ファーストリテイリング)

ユニクロを運営する株式会社ファーストリテイリングの柳井代表は、2015年10月から既に週休3日制導入への動きを見せていました。

正社員の一部を対象に「週休3日制」を導入する。対象者は、国内約840店で働く転勤のない「地域正社員」約1万人で、全従業員のおよそ5分の1にあたる。ファーストリテイリング広報は「働き方の多様性に対応するために導入を決定した。増えた休みは自己研鑽などに使ってもらいたい」
引用-東洋経済

地域正社員のうち約2割が週休3日制を希望しているという。
引用-東洋経済

サイボウズ株式会社

多様な働き方を実現するために様々な福利厚生や制度を取り入れていることで有名な企業です。

最長6年の育児休暇制度を持ち、社長自身も積極的に育児休暇を取ったことで話題になりました。
社長が育児休暇をとった際には、育児休暇の取り方として「週休3日」が公表されていました。
長期休暇としての育児休暇をとるよりも、土日の他に水曜日を休日とすることで仕事に支障が出ないように考えた結果とのことです。

直接的(全社的)に週休3日制という制度があったわけではないようですが、既存の休暇制度の形に捉われず、柔軟な対応をすることで、多様な働き方をうまく実現していますね。

また、直接的に週休3日制度とは関係ありませんが、当企業はライフスタイルに合わせて働き方を選択できる「選択型人事制度」というものを行っています。

「ライフ重視型」、「ワークライフバランス型」、「ワーク重視型」の3つの働き方があります。ライフスタイルの変化に応じて月単位で変更が可能です。
引用-サイボウズ株式会社

「ライフ重視型」では時短勤務の事例が取り上げられていましたが、上記の代表の育児休暇の事例のように、「ライフ重視型」においても(直接的に公開された情報が見当たりませんでしたが)週休3日制と類似の働き方の選択も可能なのかもしれません。

Yahoo(ヤフー)株式会社

Yahooの新オフィスの受付ではソフトバンクのPepperが受付スタッフとして出迎え、社内では立ち乗りスクーターで移動する社員、ハンモックに揺られながら打ち合わせする社員等、クリエイティブを刺激する新しいスタイルの社内になっています。

新幹線通勤も可能で月15万円まで補助が出て、自転車での通勤も可能とライフスタイルに合わせて選択できるようになっています。

そんなヤフーでは週休3日制の検討を始めてるといいます。


では、週休3日制は実際問題として、導入・実現は可能なのでしょうか。

週休3日制の実現パターン

週休3日制の実現方法には以下、大きく2パターンがあります。

時間が減った分給料も減る場合

人手不足を解消するために週休3日の正社員で雇用の募集を出している企業もあります。

週休2日制の人よりも1日75分長く働くと週4日で5時間分になります。
週3時間少ない分は週休2日の人と比べて給料を下げることで公平性を保ってるといいます。
ワーキングマザーやシングルマザーの中には、お金ももちろん大切ですが、子供がいるため休みも大事という人もいます。

働き方の幅を広げることで雇用促進につなげています。

時間だけを延ばす場合

1日に10時間労働で給料が変わらないという形をとっている企業もあります。

1日2時間長く働いているので、週4日でちょうど8時間になります。
老人介護施設等では、1日の労働時間を長くすることで多忙な夕方に人員が多く配置できることで、細かいケアができるようになるといいます。

週休3日制を導入した企業事例

週休3日制を導入したがうまくいかなかった事例

ある会社では成績優秀者のみ週休3日制をとるという制度がありました。

しかし、休むと周りのメンバに業務をお願いすることがあり申し訳ない気持ちになったり、成績優秀者として休んだ社員の成績が軒並みダウンしてしまったという失敗があったりしました。

そこで、この会社では通称気分で出勤にシフトチェンジたそうです。
3日目の休日は完全に休むのではなく、仕事があれば時間を決めて出社できるというもので、仕事があれば一部出社して仕事をし、急ぎの仕事が無ければ完全にオフにするという選択ができます。

テレワーク、副業・兼業といった柔軟な働き方

テレワークとは会社に出勤せずに離れた場所で働くことを言います。
例えば、会社が東京にあっても、会社に籍を置いたまま実家等がある地方で働くことができる体制を言います。

将来の親の介護などを考え、実家のある地方に住みたいけれど、仕事を探すことが困難なため帰れないといった人は多くいます。

月に1度しか会社へは出社せず、状況の確認等はテレビ電話等で頻繁にやり取りをするという働き方ができる企業も増えてきました。

通勤時間がない分、早く家に帰ることができるのも魅力です。
子供が小さい家庭では子供との時間も十分にとることができます。

しかし、自宅で作業をするという点で没頭しすぎて働きすぎてしまうということもあるため、注意が必要と専門家は述べています。

働き方の未来

経営者のためではなく、働く人の未来に希望を持てる働き方の実現自分で自由に選べる働き方の実現に向けて、動き出している企業があります。このように様々な職場で始まっている働き方改革、勤務形態の変化は今後日本の社会に何をもたらすのでしょうか。


参考-バンキシャ(2016/10/12)


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プロフィール(当メディアの運営者 兼 筆者)

保育園協会の園長から「ITで保育業界を変えたい」と相談を受け、保育士と協力し合い、保育以外の業務を自動化し、保育士が保育に専念できる環境を創り上げる。

そして、保育の現場で子ども達の個性=無限の可能性を育む環境に関る中で、大人社会でも同様のことはできないかと考え始めたところ、「こどもも大人も凸凹(違い)を認め合える社会」の実現を目指すNPO法人オトナノセナカに出会い参画する。

現在はNPO活動と並行して、フリーランスエンジニアとして自分が得意とする「IT」x「教育」x「子育て」の分野を中心に活動を開始する。様々な人がお互いを認めて高め合い、創造性が渦巻く楽しい世界を目指して。

プログラミングレッスン・教室、IT研修・教育、ITコンサル・マーケティング、IT(技術)相談・支援、システム開発(WEB・スマホ)、保育園IT化、子ども・子育て関連事業など