特出した才能を持つ子供への教育 ~異才発掘プロジェクト「ROCKET」の不登校支援~

不登校支援のフリースクール ~ROCKETとは~

子供の不登校が社会問題になっています。不登校になる理由は様々ですが、みんながみんな同じように今の日本の教育環境に馴染めるわけではありません。
そうした子供たちに教育という機会を与えるフリースクールのようなものが異才発掘プロジェクトROCEKTです。

異才発掘プロジェクト

ROCKETは,突出した能力はあるものの現状の教育環境に馴染めず、不登校傾向にある小・中学校生を選抜し、継続的な学習保障及び生活のサポートを提供するプログラムです。
将来の日本をリードしイノベーションを起こす可能性のある異才を育む教育環境を通して、創成することを目指し、日本財団と東京大学先端科学技術研究センターとの共同プロジェクトとして2014年にスタートしました。

引用-ROCKET

異才発掘プロジェクトというように、突出した才能がありながらも不登校になり十分な教育を受けることができていない子供に対し支援している取り組みを紹介します。

※ROCEKTでいう突出した能力とは

突出した能力を知能検査だけで測ることができるとは思っておりません。我々の求める突出した能力とは,1つの事柄に対し強い興味・関心があり,そのことを追求するために日々何らかの活動を行っていることを指します。その領域は,学校で学ぶ教科に限らず,音楽・美術・技術などの活動も含みます。

引用-ROCKET

偉人と不登校

不登校と聞くと学校に行きたくない=学びたくないというマイナスイメージがあるかもしれません。
しかし、世に名を遺した偉人達のなかには、不登校でありながらも学ぶ意欲を持ち、数々の成功をおさめた人たちが多くいます。

有名なのは「発明王」トーマス・エジソンではないでしょうか。
電球、電話、蓄音機などの発明し、誰もが知る世に名を遺した偉人の一人です。
有名な話ですがエジソンの最終学歴は小学校中退。
小学生の算数の授業中に「1+1=2」を粘土を用いて教えられたとき、「1個の粘土と1個の粘土が合わさっても混ざって1個にしかならないのになぜ2個になるのか」と疑問をぶつけたそうです。
教師は質量が2倍、とでも答えればよかったのでしょうが、この時教師はエジソンを罵倒したというエピソードが残されています。
もしこの授業がリンゴで行われていたら、違ったのでしょうか。いえ、結果は変わらなかったと思います。
なぜならエジソンの「なぜ」の知りたがりとどまるところを知りませんでした。学校内だけではなく家でも、疑問に思ったことは実践するという形があまりに極端で、入学からわずか3か月で学校から放校処分を受けたと言います。
今の日本では中学校までは義務教育なので放校処分というものはありません。放校処分は学校から、不登校は自らと視点の違いはありますが、学校に通わないという意味でエジソンも不登校といえるのではないでしょうか。

ただ、エジソンは不登校になったからと言って学ぶ気持ちがなくなったわけではありませんでした。むしろ有り余る好奇心周りが持て余していたが故の不登校と言えるでしょう。そんな中エジソンの知りたがりを理解し、エジソンの味方になったのは母ナンシーだと言われています。
母はエジソンを不登校にした学校の対応に不満を持ち、母自らエジソンの教育支援を行いました。理解できるまで徹底的に教え、エジソンの知りたがりの興味好奇心を満たしたのです。
この母独自のフリースクールといえるような教育支援の環境があったからこそ、エジソンは発明王として開花したのだと言われています。

学校の勉強ができること、学校で勉強ができること、がすべてではない

学校では沢山の子供に1人の教師が同じことを教えます。
教師は決められた時間の中でできる限り平等に教育を行わなければいけません。
エジソンの母のように教師が一人の生徒に対して付きっきりで教えることは困難です。
そんな教育環境で、不登校になってしまった子供たちが、その才を潰させず発掘しようというのがこの異才発掘プロジェクトROCKETです。

ホームページの中で紹介されている映像に「解剖して、食す」というものがあります。ミッションは「烏賊からすみ袋を破らず取り出す」「仕上がりを考えてカットする」「美しく盛り付ける」の3つです。
制限時間はなく、教科書や説明もありません自分で考え、自分で進めて行きます
プロジェクトを通して物事の進め方を学んでいくのです。

ほかにも様々な分野で活躍しているトップランナーの生き方を学んだり、体験を通して知識を俯瞰したり、専門家から専門的知識や技術を学ぶプログラムが用意されています。

学ぶ方法は決して一つではありません。不登校になった子を持つ親は心配かもしれませんが、考え方次第では能力を伸ばすきっかけの一つにもなり得るのです。

そして、学校という教育環境で学ぶ機会を失った子供たちも、別の環境で学ぶことができれば、その才能を開花できるきっかけにもなるのではないでしょうか。


関連情報
異才発掘プロジェクトROCKET

プロフィール(当メディアの運営者 兼 筆者)

保育園協会の園長から「ITで保育業界を変えたい」と相談を受け、保育士と協力し合い、保育以外の業務を自動化し、保育士が保育に専念できる環境を創り上げる。

そして、保育の現場で子ども達の個性=無限の可能性を育む環境に関る中で、大人社会でも同様のことはできないかと考え始めたところ、「こどもも大人も凸凹(違い)を認め合える社会」の実現を目指すNPO法人オトナノセナカに出会い参画する。

現在はNPO活動と並行して、フリーランスエンジニアとして自分が得意とする「IT」x「教育」x「子育て」の分野を中心に活動を開始する。様々な人がお互いを認めて高め合い、創造性が渦巻く楽しい世界を目指して。

プログラミングレッスン・教室、IT研修・教育、ITコンサル・マーケティング、IT(技術)相談・支援、システム開発(WEB・スマホ)、保育園IT化、子ども・子育て関連事業など