株式会社玉子屋

「大田区が誇る元気企業!玉子屋の人材育成術」
玉子屋 会長 菅原 勇継(すがはら いさつぐ)氏

所感

こちら、お弁当屋のベンチャー企業みたいなところでした。

改めて思ったのは、強い企業は業種問わずどこも共通点は同じということ。

営業/運用班⇔調理班連携
現場の声や状況を内部にフィードバックする仕組みがかなり徹底している。

要は、チーム連携と、そのPDCAサイクルが徹底されている。

・毎日、お弁当を回収する際に、必ずお弁当の内容に関するコメントをいただく。
・お弁当の回収容器を確認して、どれを残している、どれだけ残している、など分析する。

組織体系と当事者意識
ここの弁当屋は当日受付のみの配送を行なっており、

  • 9-10時:弁当受付時間 
  • 10-12時:配送時間

で、なんと、

  • 1日平均7万食を配送(約4000社)
  • そして、弁当の廃棄率は0.1%(※コンビニは大体2~3%)
  • 12時のリミットは厳守

だそうです。

では、それを達成できるのは何故かというと、

約21組の独立した「班」組織を作り、それぞれの班を1つの会社と考えた、組織改革を実現。
班のトップに立つ者を班長とし、班長には、アルバイトの時給、社員の昇給、営業戦略を決める権限などが付与。
責任ある業務を任され、それらが結果につながる事で、更に仕事へのやりがいを感じる。

と、要は【全社員】が「当事者意識」を持てるような「組織体系」がある。

各メンバは、そういった状況下から、

「自分達に全てが任されている」⇒「自分達が考えて、自分達がやらなければならない」

そういったことをくりかえすうちに、

「どうやったらより効率の良い配送ができるか、結果が出せるか(ゲーム的に楽しめるか)、お客さんに喜んでもらえるか」

が身につくような感じになっているんだろうなと思った。

そういった気持ちの積み重ねが、強い人、強いチーム、強い組織、そして、強いサービスを創り上げるんでしょうね。

プロフィール(当メディアの運営者 兼 筆者)

保育園協会の園長から「ITで保育業界を変えたい」と相談を受け、保育士と協力し合い、保育以外の業務を自動化し、保育士が保育に専念できる環境を創り上げる。

そして、保育の現場で子ども達の個性=無限の可能性を育む環境に関る中で、大人社会でも同様のことはできないかと考え始めたところ、「こどもも大人も凸凹(違い)を認め合える社会」の実現を目指すNPO法人オトナノセナカに出会い参画する。

現在はNPO活動と並行して、フリーランスエンジニアとして自分が得意とする「IT」x「教育」x「子育て」の分野を中心に活動を開始する。様々な人がお互いを認めて高め合い、創造性が渦巻く楽しい世界を目指して。

プログラミングレッスン・教室、IT研修・教育、ITコンサル・マーケティング、IT(技術)相談・支援、システム開発(WEB・スマホ)、保育園IT化、子ども・子育て関連事業など